鼠径リンパ肉芽腫：そけいりんぱにくがしゅ
病原体：
LGV型クラミジア
感染経路：
性交、性交類似行為
症状：
この病気は第四性病と言われています。感染から1～2週間で感染部位に発疹ができ、太ももの付け根が腫れてくる。痛みがないので気が付かないことが多い。発疹は水泡になったり、それがつぶれて潰瘍になったりします。2～4週間で発熱などの症状や、鼠径リンパ腺（太股付け根のリンパ腺）が硬く腫れて膿をもつようになります。その後、リンパ腺のしこりがひどくなければ、潰瘍はなくなってしまうことがあるので病気に気が付かない人もいます。感染して1年から数年経過すると直腸や肛門のリンパにまで症状がひろがります。男女とも性器に象皮病のような腫れができ、リンパ管閉塞により直腸狭窄などの症状が現れます。日本国内ではほとんど発症がないようですが、東南アジアやアフリカなどの旅先で感染する人の例がありますので注意が必要です。
予防：
コンドームの使用
検査と治療：
完治せずに放置すると性器のかたちが失われることもあるので必ず早めに検査を受けること。テトラサイクリンやサルファ剤などの抗生物質の服用、患部への注射などで治療します。
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