STDについて

ケジラミ

病原体
ケジラミ

感染経路
性的接触、皮膚の接触、衣類や寝具の共用

症状
ケジラミは白っぽいまたは茶色っぽい大きさ1ミリほどの虫でシラミの一種です。陰毛など毛の生えた場所に寄生しています。卵から成虫になるまでは1ヶ月くらいの期間がありますが、その間毛の根元に住み着いて皮膚から吸血することを栄養として生息します。毛根に卵を産みつけて、どんどん繁殖していきます。症状は陰毛の生えた部分のかゆみです。吸血部位は腫れませんが、ケジラミは小さいですが肉眼でも確認できますし、陰毛の根元に白い小さな卵がついたり、ケジラミの排泄物が茶色いシミとなって下着につくこともあります。産み付けられた卵は普通に洗っても取れません。わき毛やその他の体毛にも寄生する場合があります。

予防
感染者との陰部や皮膚の接触、タオル・衣類・寝具などを共有しないこと。

検査と治療
ケジラミは毛がないと生きられません。寄生した箇所の毛を剃るのが完治への早道です。剃毛が無理な場合は、スミスリンパウダーを陰毛部に散布して成虫を殺虫します。卵には効き目がないので、孵化時期を待って同じように殺虫します。虫を完全に除去できるまで根気よく治療する必要があります。

次へ
病気の種類に戻る
ホームに戻る