女性をいかすための方法-(心の領域
 
 

女性をいかすための方法なんて女性に対し不遜な言い方をしてしまったが、本当は「女性に喜んでいただくために男性が気配りすべきこと」と表現すべきことなのだと思う。

男性と女性の相違点でも書いたが女性に最高に喜んでもらうためにもっとも重要なことは肉体的なテクニックよりも心のテクニックを充実させることだ。

さて、女性はどんな刺激で興奮するか覚えていらっしゃるだろうか。

精神的刺激、つまり自分が愛されているという思いが興奮を高めていくと書いた。

そして、もうひとつ重要なことがある。

それは表層意識と呼ばれるの理性の崩壊である。

理性がまず崩壊しなければ深いオーガズムはありえないということだ。

人間は普段表層意識でもって行動している。動物的な性欲という意識は普段、深層意識の中で眠ったままなのだが、オーガズムはこの深層意識の連動と深い関係がある。

表層意識を取り除き深層意識を出現させることがオーガズムを得るための第一前提となる。

ちょっと小難しく書いてしまったが、要するにSEXするのに「よけいなことを考えるな」ということだ。

 

 
表層意識
 

ではその表層意識とやらはいったいなんなのであろう。

一般的には思考、推理、判断、学習・・・などといった、人間の理性を受け持っている部分である。

もちろんこの部分は人間が社会生活を営む以上必要不可欠なものである。

ただSEXにおいては邪魔になるものも多分に含まれている。

簡単に言ってしまえばプライドやら見栄、猜疑心、羞恥心、未知の領域への不安感や恐怖、などである。

いけない女性のなかには、これらに囚われてしまっている場合も多い。

社会の制度のなかで自然と身についてしまう価値観。
SEXが好きとおおっぴらに言える女性なんて現実社会の中でまずいないだろう。
それが制度というものだし、その制度のなかで我々はいきているわけだからそれはあたりまえのこと。
ただいざSEXという段階になって日頃の制度が身体にしみついて、脱皮できない状態にあったりすることがある。
SEXの段階になっても身体は裸でも心はあいかわらず服をきたままなのである。

自分が淫乱と思われたくないなんて思っていたら一生オーガズムを得られるわけがない。
SEXのとき淫乱でも普段の生活に戻ったらSEXなんて知りません!って涼しい顔をしとけばいいだけのことである。

要はTPOでSEXはSEXで楽しもうと思えばいいのである。

淫乱という点で言えば、男なんて淫乱を通り越して獣だ。
そんな男に淫乱なんてちゃんちゃらおかしいとぐらいに考えられれば、少しは制度のしがらみから抜け出せるのではなかろうか。

自分をよく見せたいとか思わずに、とことんスケベでどうしようもない自分や気持ち良くなりたい自分を押さえ込まずに解放してあげればいいと思う。

もっとも男性にも同じことが言えて、自分を解放してあげた方が気持ちの言いSEXができるのはあたりまえのことだろう。

体が裸なら、心も裸同士でなければ充実したSEXなどできない。

心が服をきたままのSEXなんて、男女双方にとって悲劇だ。
いわゆるドラマなどに見られる、きれいなSEXと言うやつだ。

そうなると女性は演技で苦痛なSEXをしなければならなくなる。
男性もうすうす演技というのはわかっているので、自分だけでいってしまう。至福の時も何も訪れない。

猜疑心で言えば、この人は本当に私を愛してるんだろうか、私のことを大切に思っているんだろうか、どうせ私の体だけが目当てなんだわ、なんて女性に心の中で思われていたなら最悪である。

またオーガズムを迎えるにあたって、快感のレベルが男性とは比較にならないほど強いことから未知の領域に対する不安感なども邪魔なものの一つだ。

 
 

深層意識
 

SEXにおいて邪魔になる理性が崩壊すれば、オーガズムは格段に得やすくなる。

しかし先ほど言ったSEXにおいて邪魔になるものが深層意識にまで強い影響を与えている場合は、ちょっとやっかいだ。

たとえばダイエットに何度も失敗している人など、理性では甘いものや、食べ過ぎはよくないとわかっていても、食べたときのおいしかったときの快感の意識が深層意識に刻み込まれているため誘惑に勝てなかったりして、何度も失敗しリバンド体質になったりする。

お辞儀などする必要のない国にいっても、つい日本人の潜在意識に習慣として蓄積されたものがでてしまい意味もないのにペコリとしてしまう。

例をあげればきりがないが、表層意識というのは氷山の一角のようなものでその下には深層意識というでっかい塊があるというわけだ。

深層意識は普段は我々の前に姿をあらわすことはあまりない。

深層意識は一般的に喜怒哀楽などの感情、食欲、性欲、睡眠欲、不快感、快感、また呼吸、内臓の働きを制御している自律神経をコントロールしている領域である。

SEXにおいて邪魔な理性が薄まれば、この深層意識が出現する。

深層意識下にはいうまでもなく過去の出来事もすべてインプットされている。

例えば心的外傷(強姦、乱暴、)を受けた場合など、普段は意識することはなくても、興奮して理性の働きが薄まれば、突如として深層意識が顔を覗かせたりする。

その結果、怒りの感情や、体の過度な緊張状態、強い恐怖心、などが湧き上りSEXに対する拒否反応としてあらわれたりする。

こういった極端な例以外でも、ちょっとしたことでオーガズムを深層意識が邪魔をしている場合がある。

それが、上記で言ったプライドや羞恥心、恐怖心、不安感・・・・・などであるのだが、これらが深層意識にからみついていると、オーガズム時にある種の壁として現れたりする。

気持ちはいいのになかなかいけなかったり、黒い壁のようなものがイメージとして浮かんだり、頭がしめつけられたりする。

もっとも、これが全ての原因というわけではなく、男性のテクニック、持続力不足や女性の開発度不足等も考えられるが・・・・。

なぜ、SEXするのにこんなことを言うのだろうと思われるかもしれない。

それはオーガズムは「小さな死」とよく比喩されることと関連が深い。

死に向かうということは、表層意識から深層意識へというように、心の内面へも深く入っていくことに他ならないからである。

 
 

スプーニング
 

羞恥心が強すぎると、とにかく服もなかなか脱ぎたがらないし、脱いでもとにかく執拗に隠そうとするし、ペッティング拒否、こんなガチガチのガードの女性はもうスプーニングから始めるしかない。

スプーニングというのは食事で使うスプーンを2本重ねたように女性を後ろから抱きしめてあげることなのだが、もちろん布団の中で裸で抱き合う。無理強いは絶対にダメである。

まずは裸に慣れさせることからはじめ、雑談で気分をほぐす。

お互い裸同士で笑い合えるようになれば、ちょっとしたじゃれ合いに突入する。

おっぱいを舐めたり背中をなめたりすることができれば羞恥心の壁崩壊はもうすぐである。あくまであせらず、かなりじらすぐらいでちょうどいいのだ。

ペッティング拒否は女性の羞恥心と汚いところと思っているところが原因なので、いっしょにお風呂にはいったりして、互いに洗いっこするといい。

言っておくが、こういったケースの場合SEXにいたるまでゆっくりと時間をかけた方がいい。

オーガズム時においては、おしっこを漏らしたら恥かしいという観念等として現れる。

 
 

ラポール
 

オーガズムは挿入してから始まるものではない。
興奮状態にも入っていないのに無理やり挿入したって女性はほとんど感じることがない。

上記で言ってきた理性を崩壊させるためにはいったい何が必要なのだろうか。

その第一段階は催眠術用語で相互信頼感といわれるラポールなのである。

要はSEXにおいて、又は最高のオーガズムを得るためのラポールは布石となりえるのだ。

相互信頼感(ラポール)が構築されていなければ、何をしたって女性は興奮しない。
結果演技SEXになったり、ひとりよがりSEXになったりして、よけい気まずくなったりする。

そんなものなくたって関係ないという人もいるだろう。

個人差はあるし、ちゃんと感じられる女性の場合あまり気にならないことだって多い。

ただ、たとえ行きずりのSEXであっても、互いに合意が得られた状態というのはラポールがそれなりに形成されているわけだ。

仮に女性が自分に好意を持っていたとしよう。

好意という感情が信頼にもすりかわり、ラポール度は格段にはねあがる。

さらに愛し合ってる2人なんて、ラポールは強固に形成され言葉もたいして必要でなくなってくる。

冷めた夫婦なんて、一応家族なんだからラポールはあるように見えていても実際はまったくなかったりする。

一番はっきりしている例は不倫だ。
これなんかラポールのありなしがSEX、いやオーガズムにおもいっきり影響するという典型的なものだ。

旦那とテクニックの差などたいして無くたって、女性が「私は愛されている」と思うだけでオーガズムを得られたりするからだ。

なお、ラポールに関して付け加えるなら、あくまで信頼関係であって執着関係とは別である。

というわけで、失神に近いほどの快感など理屈で考えても、かなり信頼できる相手じゃなければとても無防備になれるわけがないので、このラポールがいかに重要かおわかりいただけると思う。

*ちなみに、小ネタの2、3用意して、笑いがとれればOKかな。
 親密度もかなりUPする(笑)

 
 

言葉と態度
 

では、そのラポールを形成するための基本的なことを述べてみよう。

例えば男性自身がもし目隠しをされて女性とSEXをしたと想像してみてください。

なんとも味気ないSEXになるはずです。
ちっともおもしろくないし、あまり興奮もしないし快感も半減してしまうことでしょう。

これと同じように女性に精神的刺激がなければSEXで燃えることもなければ、感じることもあまりないでしょう。

では精神的刺激はどうすれば与えられるのか。

心を開けて見せることはできないので、言葉と態度でそれを表現すればいいのです。

女性が最高に心地よくなる状態。

まさに女王様にさせてあげるのです。

誉めて、誉めて、誉めまくる。(嫌味にならないように気をつけて)

相手の話しをよく聞いてあげて、批判的なことは絶対にいわない。

さりげないやさしさを発揮する。お風呂のお湯をいれてあげたり、飲み物を持っていったり。

服をやさしく脱がしてあげるのもよいが、その服は丁寧に扱わなければならない。

好きだよ、愛してるよ、キレイだよ・・・・等それらに類似する言葉を発するときは女性の目を見つめ、心をこめていう。

まだまだあるが、一言でいえば愛情表現をしっかりとするということだ。

夫婦間においても同じで男性の愛情表現がなければとたんに冷え切った関係になるのは火をみるよりあきらかだろう。

逆にこれらのことを男性がされたらどうだろう。
なんていい女だろうと思ったり、かわいいやつと思ったりするのではないだろうか。自分の自尊心も満足していい気分になるだろう。

女性の場合、この刺激が男性の何倍にも相当するわけだから、これらをおろそかにすると女性だって興奮しないのはあたりまえなのだ。

この時点で女性に「愛されている」「自分は特別なんだ」「やさしい人」と思われることは肉体的なSEXに突入する上で絶対に必要なことだ。

なぜならオーガズムには理性の崩壊が必要と言ったが、彼女との間に信頼関係、安心感が築かれており、気分が高揚していなければ土台無理な話しなのだ。

むろんSEXの最中でもこの愛情表現は忘れてはいけない。

こんなことを、今更いうのも恥かしいのだが、以外とおろそかにされている場合が多いので、あえて書きました。

 
 

愛撫
 

愛撫と言えば、乳首を吸ったり、クリニングスしたりだろうと・・・・そういわれれば、それはそうです、としか答えようがないのであるが、なんといえばいいのだろうか。

言葉で表現するには少々無理があるのだ。

ここに書くことは多様な愛撫のほんの一部である。

それこそマニュアルなんてまったく存在しない部分である。

しょうがないので思いつく例の一部をかくしかない。

ちなみに、僕の場合なので参考にはならないかもしれないが・・・。

●キスは大事だ。とくに受身でされるキスだと、ズキューンと直接下腹部に響いたりするのは女性も同じだろうと思う。口蓋(口の中の上の部分)や歯茎、唇と、ありとあらゆるところを舌で愛撫する。ディープキスもいいねえ。(唾液をすすりたい)

●とにかくあらゆる所を舐めて、ピクッと反応する部分を中心的に攻めていくのだが、くすぐられることも多いので、ちょっと外れたポイントからじわじわと包囲していったりする

●乳首の場合は、とにかくいろんな責め方がある。乳輪をローリングしていったり、唇ではさんでひっぱたり、つまんだり、最初は触れるか触れないかのところで、遊んだり、先端にかすかに触れる程度の攻撃をくりかえしたり・・・

●背中の背骨のラインも好きだ。

◎けっこう良くやるのが、足の裏。僕は足裏フェチなのかもしれない。興奮度があがればそれほどくすがられない。足の指も好きだ。

●クリトリスには直接いかず大陰唇を上にめくり上げたときにできる、膣入り口とクリトリスの間を攻めるのが好きだ。

●また「蟻の門渡り」といわれるアナルと膣入り口の間を舌で這わせるのも好きだ。

●アナルも、愛撫の段階で舐めてしまう。

●唇をすぼめ、膣口に挿入したり、膣口からクリトリス付近まで舐め上げるのもよくやる

●脇の愛撫も好きなんだが、羞恥心がかなりとれてからでないと難しい

●おっと、耳タブ、耳穴、うなじも忘れていた。鼻の穴は止めといた方がいい

●あと変わったところでは、ひざの皿や頭頂といったところだろうか。

●陰毛を少し唇でひっぱったり、舐め上げたり。

●一連の他の場所の愛撫時、女性器全体を包み込むように手をおいたりもする。決して中には指をいれない。

●ここまでクリトリスには触らない。というかクリトリスを指で愛撫すること自体、僕の場合ほとんどない。

まだまだ、あるがこれ以上言っても、本人がだいたい全部をいつも実践しているわけではないので、やめます(笑)

愛撫って焦らし効果で興奮度UPさせるためのものなのでしょう。

興奮度がUPすることによって徐々に、表層意識、理性という殻は剥がれ落ちてくる。

それから服をゆっくり脱がせるのも僕にとっては愛撫であるのかもしれない。

もっともけっこう服をきたままでじゃれあう時間も多いが。

まあ、あえていえばマンネリ化しないことかな。

今日はどんな風にせめて見ようかと妄想をめぐらすのも結構楽しい。

というわけで、心の領域ではないと思われるかもしれないが、実はこういった行為をしながら、暗示をかけていけるのである。

ラポールも信頼関係を構築するための一種の暗示だが、言葉による愛撫はさらに深い暗示が可能になるのである。愛液が出ていなくても、「ウワーもうビショビショになってる」なんていえば、女性がそうなんだと思っただけで濡れてきたりもする。

 
 
 

TOPに戻る
--- SEX Life掲載の文章・画像等の無断転載・引用を禁じます ---
Copyright (C) 2002-2005 BABYLON All rights reserved.