膣カンジタ症：ちつかんじたしょう

病原体：
カンジダ菌(カビ)

感染経路：
常菌者、性交

症状：
カンジタ菌カビの一種ですが、体内に悪影響を及ぼす菌というわけではありません。ほとんどの人が誰でも体内に存在する菌で、それが疲労・ストレス・抵抗力の低下などが原因となって異常繁殖すると症状を発症します。男性にはほとんど症状はなく、外陰部が腫れる、かゆみなどの軽い症状がほとんどです。女性は白または黄色のカッテージチーズのようなポロポロした感じのおりものが出たり、おりものの悪臭、おりものの量の増加、外陰部や膣内の炎症、かゆみなどを感じるようになります。抗生剤やピルなどを服用することによって一時的に異常繁殖するケースもあります。

予防法：
カンジタは性交の有無に関わらず誰でも可能性のある病気です。体内に常在する菌なので、除去できるというものではありません。当然異常繁殖してしまった人とセックスをすれば、パートナーも繁殖した菌に感染することになります。性交時にはコンドームを使うようにしましょう。カンジタを異常繁殖させないようにするためには、まずは栄養バランスの良い食事と規則正しい生活をすることが大切です。

検査と治療：
分泌物の検査をします。飲み薬、抗菌剤の膣錠を膣内に使用したり、軟膏を塗布などの治療で2週間ほどで完治します。不摂生を避け、食事などにも気をつけて健康を心がける。症状を感じたら早めに病院に行きましょう。体が疲労やストレスなどの異常を感じているサインということでもあります。

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